小児医療領域では医薬品や医療機器の適応外使用の頻度が極めて高い現状がある。製薬企業による治験等による正攻法による開発はもちろん、保険診療上その治療を使えるようにする取り組みなど、子どもたちに安全に医薬品・医療機器を使えるようにする方策を考える必要がある。本講義では、現在日本で活用することが可能な道筋について俯瞰する。また、小児医療領域においては、疾患の希少性による困難や、年齢による配慮の違いなどもあり、それらを念頭に医療開発を進めねばならない。小児における医療開発の留意点について例を挙げて説明を試みる。本コンテンツに関する問い合わせは、6NC共通教育講座中央事務局（6nc-educ.jimu@jh.ncgm.go.jp）までご連絡ください。