事例から学ぶ研究倫理(滋賀医科大学作成) トップ へ戻る

事例4 臨床研究を実施する際のピットフォール

00:16:44

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臨床研究を実施する際に落とし穴になりうるポイントを理解し、信頼される研究成果を社会に届けるということが求められています。日々の行動を省みる一助にしてください。
副読本のヘルシンキ宣言、WMA医の倫理マニュアル、人を対象とした医学系研究に関する倫理指針等を参考に、考えを深めてください。

あらすじと登場人物紹介

更年期障害の治療薬の臨床試験によって、薬剤の投与間隔の延長が有効となることが報告された。投与間隔が長くなれば、患者さんの負担も軽減し、医療費の削減にもつながる。その論文は大きな反響をよんだ。しかし、論文に疑義をとなえる投書が、医学会あてに送付され、学会員が検証を行うと、グラフに不自然な点が見られた。効果を示すデータが誇張されているようにも解釈出来る。論文を取り下げる事態へと発展し、医療現場に大きな波紋を及ぼした。
ここでは、問題となった臨床研究の進め方をたどりながら、信頼される臨床研究のデータを社会に届けるための責任や心得、注意点を考えていく。

角田 亮次医師(女性診療科)
星野 聡医師(女性診療科)
二宮恭子CRC(臨床研究開発センター)
春山委員長(ビデオの案内役)

臨床研究を実施する際に落とし穴になりうるポイントを理解し、信頼される研究成果を社会に届けるということが求められています。日々の行動を省みる一助にしてください。
副読本のヘルシンキ宣言、WMA医の倫理マニュアル、人を対象とした医学系研究に関する倫理指針等を参考に、考えを深めてください。

あらすじと登場人物紹介

更年期障害の治療薬の臨床試験によって、薬剤の投与間隔の延長が有効となることが報告された。投与間隔が長くなれば、患者さんの負担も軽減し、医療費の削減にもつながる。その論文は大きな反響をよんだ。しかし、論文に疑義をとなえる投書が、医学会あてに送付され、学会員が検証を行うと、グラフに不自然な点が見られた。効果を示すデータが誇張されているようにも解釈出来る。論文を取り下げる事態へと発展し、医療現場に大きな波紋を及ぼした。
ここでは、問題となった臨床研究の進め方をたどりながら、信頼される臨床研究のデータを社会に届けるための責任や心得、注意点を考えていく。

角田 亮次医師(女性診療科)
星野 聡医師(女性診療科)
二宮恭子CRC(臨床研究開発センター)
春山委員長(ビデオの案内役)

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