事例から学ぶ研究倫理(滋賀医科大学作成) トップ へ戻る

事例3 研究目的の誤解

被験者の誤解を招きやすいインフォームド・コンセントと、治療と研究の区別を明確にしたインフォームド・コンセントをがん再発予防の臨床試験を例に、研究目的の誤解について再現しています。
副読本のベルモントレポート等を参考に、考えを深めてください。

あらすじと登場人物紹介

花山さんは、2年前にステージⅡの乳がんと診断された。これまでに、外科手術、化学療法、放射線療法を終了し、現在はホルモン療法を行うために通院している。主治医の北澤先生は温厚実直な人柄で、多くの患者さんに慕われている。最近、北澤先生は、ある臨床試験の分担医師になった。抗がん剤による乳がんの再発予防効果を調べる試験で、試験薬は手術不能乳がんの治療薬として既に承認されており、手術後の再発予防における効果が期待されている。
北澤先生は、花山さんの病気を治してあげたいと心から願っていて、花山さんは、これまでの治療が順調に進んできたのは北澤先生のお陰であると感じている。北澤先生は、現在実施している臨床試験に目を留める…。

花山久美子さん(乳がんの患者)
北澤一彦医師(治験分担医師・乳腺腫瘍科)
秋山菜穂看護師(乳腺腫瘍科・看護師 CRC の経験あり)
二宮恭子CRC(臨床研究開発センター)

被験者の誤解を招きやすいインフォームド・コンセントと、治療と研究の区別を明確にしたインフォームド・コンセントをがん再発予防の臨床試験を例に、研究目的の誤解について再現しています。
副読本のベルモントレポート等を参考に、考えを深めてください。

あらすじと登場人物紹介

花山さんは、2年前にステージⅡの乳がんと診断された。これまでに、外科手術、化学療法、放射線療法を終了し、現在はホルモン療法を行うために通院している。主治医の北澤先生は温厚実直な人柄で、多くの患者さんに慕われている。最近、北澤先生は、ある臨床試験の分担医師になった。抗がん剤による乳がんの再発予防効果を調べる試験で、試験薬は手術不能乳がんの治療薬として既に承認されており、手術後の再発予防における効果が期待されている。
北澤先生は、花山さんの病気を治してあげたいと心から願っていて、花山さんは、これまでの治療が順調に進んできたのは北澤先生のお陰であると感じている。北澤先生は、現在実施している臨床試験に目を留める…。

花山久美子さん(乳がんの患者)
北澤一彦医師(治験分担医師・乳腺腫瘍科)
秋山菜穂看護師(乳腺腫瘍科・看護師 CRC の経験あり)
二宮恭子CRC(臨床研究開発センター)

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